はじめに
違法コピー用のデバイス, Gateway 3DSが発売され, その後3DS™ハックシーンはその解析や新たな発見により飛躍的な発展を遂げました. 私個人も, Gateway 3DSが発売されて以降, aliak11氏とのオープンソースカーネルexploitプロジェクトOSKAや, GPLのもとでライセンスされたrxToolsの開発に携わってきました. 最近では, ハッキングカンファレンス32C3でplutoo氏によって公開された脆弱性の実証コードの作成を行っています.
本書ではその過程で暴かれた3DS™のセキュリティの実体について説明し, 読者の知的好奇心を満たすことを目的とします.
3DS™, DSi™, DS™, GBA™, Amiibo™は任天堂の商標です.
ARM946E-S™, ARM7™, ARM9™, ARM11™, MPCore™, CoreLink™はARMの商標です.
MIPS™はMIPS Technologiesの商標です.
PICA®はDMPの商標です.
FCRAM®, Fast Cycle RAM®は富士通の商標です.
TeakLite™はCEVAの商標です.
本書はCC-BY-SA 4.0の元で公開されます.